近頃、いやここ数年ほど前から、「断捨離」が流行っている。
「だんしゃり」と読む。
元々は仏教用語らしい。
モノを断ち、
モノを捨て、
モノへの執着から離れる。
人とモノの繋がりを考え直すということで、流行している。
私は基本的にモノを捨てられないタイプだ。
いつか使うかもしれないと思い、モノを大事に取っておく。
実際は、ほとんどのモノは1年以上使われることはない。
昨年引越しをした際は、かなりのモノを捨てた。
一番の大きな理由は、
物理的なスペースが小さくなったことが挙げられる。
それと同時に、モノから支配されている生活に終止符を打つためでもあった。
それでも捨てることができないモノがあった。
本、CD、ギター、ミニカー、ビデオなど。
本はかなり電子化して処分したが、まだ終わっていない。
CDはこれから電子化して、不要なモノは売却する予定だ。
ギターは手元に8本残し、残りは実家で保管中という裏ワザ。
しかし、その後1本増えてしまった。
もちろん捨てられないモノもあるが、
かなりの部分のモノを捨てたことにより、
物理的なことよりも、
精神的に開放された気分になったのも事実だ。
自分の手元からは離れていってしまったが、
捨てられたモノたちは、
新しい持ち主の元で有意義に使われているかもしれないし、
溶かされてリサイクルされたかもしれない。
しかし、この地球のどこかにいることは確かだ。
そう思い、モノへの感謝も忘れないようにしたい。
意識していないと、モノはどんどん溜まっていく。
モノを不用意に増やさず、
モノの奴隷にならないよう気を付けねばならない。
そして、断捨離という行為が、
いろいろな事から自由になるための
ベースにもなるということに気づくことが大切だ。