2011年5月31日火曜日

断捨離

近頃、いやここ数年ほど前から、「断捨離」が流行っている。

「だんしゃり」と読む。

元々は仏教用語らしい。


モノを断ち、

モノを捨て、

モノへの執着から離れる。

人とモノの繋がりを考え直すということで、流行している。


私は基本的にモノを捨てられないタイプだ。

いつか使うかもしれないと思い、モノを大事に取っておく。

実際は、ほとんどのモノは1年以上使われることはない。

昨年引越しをした際は、かなりのモノを捨てた。

一番の大きな理由は、

物理的なスペースが小さくなったことが挙げられる。

それと同時に、モノから支配されている生活に終止符を打つためでもあった。


それでも捨てることができないモノがあった。

本、CD、ギター、ミニカー、ビデオなど。

本はかなり電子化して処分したが、まだ終わっていない。

CDはこれから電子化して、不要なモノは売却する予定だ。

ギターは手元に8本残し、残りは実家で保管中という裏ワザ。

しかし、その後1本増えてしまった。


もちろん捨てられないモノもあるが、

かなりの部分のモノを捨てたことにより、

物理的なことよりも、

精神的に開放された気分になったのも事実だ。


自分の手元からは離れていってしまったが、

捨てられたモノたちは、

新しい持ち主の元で有意義に使われているかもしれないし、

溶かされてリサイクルされたかもしれない。

しかし、この地球のどこかにいることは確かだ。

そう思い、モノへの感謝も忘れないようにしたい。


意識していないと、モノはどんどん溜まっていく。

モノを不用意に増やさず、

モノの奴隷にならないよう気を付けねばならない。

そして、断捨離という行為が、

いろいろな事から自由になるための

ベースにもなるということに気づくことが大切だ。