2011年6月26日日曜日

ユダヤ人の教え ふたたびアメリカへ篇 読了

本田健さんの最新作「ユダヤ人の教え ふたたびアメリカへ篇」を読みました。



シリーズ3作目は、主人公の「ケン」がアメリカで出会ったメンターから、

人間関係の大切さ、感情を知るということなどを学びます。


人間関係の新しい考え方として、「人間関係のチャート」のキーポイントとなります。

ほとんどの人は、このチャートの中で踊らされているということです。

チャートの中には4つの性格があり、そのうちの2組が対の関係となります。

「ポジティブ自立」 <-> 「ネガティブ依存」

「ネガティブ依存」 <-> 「ポジティブ依存」


たとえば、

ポジティブ自立の夫が、「今度、旅行に行こう!」というと、

ネガティブ依存の妻が、「そういえば、この前のレストラン不味かったわね。」

という人間関係。

もうひとつは、

ネガティブ自立の上司が、「あの取引についてはどうなってるんだ!?」というと、

ポジティブ依存の部下が、「え~、あの…、そのー。」

という人間関係。


自分の位置というのは、相手の位置の対極に移動させられ、

自分の位置によって、相手の位置が自分の対極に移動させられるという性質があります。

こういう関係では、もちろんこの二人の関係はアンバランスなものですから、

お互いがセンターに近づくと、豊かさと幸せがあるというわけなんですね。


そのためには、自分と相手の関係バランスを知り、相手の感情を読み取り、

自分も変わることで相手と分かり合い、その結果みんなの幸せに繋がっていくのですね。

自分の周りの人たちとの関係を見直すために、

この本から受け取れることは多いはずです。