紙の本だと、基本的には両手で持たないといけません。
ページをめくるときは、片手で本を支えて、もう片方の手でページをめくる。当たり前の動作です。
たしかに、片手だけで開いて持つことはできます。しかし、さらにページをめくる動作を加えると、かなり厳しいものがあります。
雑誌なら置いたまま読めますが、単行本、新書、文庫本など、いずれも本自体は自然に閉じようとしますから、置いたままは読めないんですよね。
なぜ、本を持つ手にこだわるのか。
本を読みながら、平行して別のことをしたいからです。
「ながら読書」ですね。
それを実現するのは、「電子書籍」です。
本が勝手に閉じることはない。
ページをめくるときだけ、ハードウェアにアクセスすれば良い。
本が、硬いプラスティックやアルミの箱に入ったおかげで実現できた、新しい読書スタイルになりそうです。