2011年7月6日水曜日

タッポーチョ山

いつもありがとうございます。土屋修です。

サイパンの旅も最後の夜を迎えました。

今日はタッポーチョ山など、第二次世界大戦のサイパン戦の舞台となった所を巡ってきました。

サイパン在住のガイドさんの説明を聞きながら、先ずはタッポーチョ山へ向かいます。

サイパン島で最も標高が高い所で、島中を見渡すことができます。

実際に来てみると、旧日本軍と上陸した米軍の動きが鮮明にイメージすることができます。

そして、多くの日米の軍人と民間人が、無念の死を迎えなければならなかったことを思うと、涙が出て来ました。

山を降りてからは、実際のジャングルに入り、日本人が活動していた所に足を踏み入れました。

まだ、当時のままの石の階段や通路、身を隠すための石垣などが残っていました。

67年前のこの場所で、我々の想像を絶する出来事があったと思うと、なんともし難い気持ちになります。

戦前に建てられた灯台跡や、大場隊が降伏した時に進んだ道の一部なども見ましたが、リアルに感じられつつも、想像を超えた現実があったのだと、改めて考えさせられました。

最後に日本人の慰霊碑へ行き、お線香を手向けさせていただきました。

ここで犠牲になった方々の無念さを思うと、この島で起こったこと出来事は、忘れてはならないことだと感じられずにはいられません。

決して再び悲惨な戦争を繰り返さぬよう、戦後生まれの我々にに託された責任のような気がします。

初めてサイパンに来て、戦争の歴史を少しだけ見させていただきましたが、もう少し掘り下げて真実を知りたいと思います。